ゆっくりとさよならをとなえる

いざ、生きめやも/さよならの学者に、なりたい

南の風は俺にどう言うの

彼に会えないのなら、京都へ出かけてもつまらないだろう、と思ってもう数日前からずっと京都行をためらっている。けど、彼に会えるから行くんだというのも、違うんだ。この休暇をちょっとでも非日常にしたいと京都行を考えるけれど、結局一人なのだから、非日常でもなんでもありゃしない。彼に会うことがあって初めてこの休暇での京都行が非日常になるのだ。しかし、それは叶わないことだ。

私は彼に会いたいような、会いたくないような気持ちだ。どちらも本当であり、どちらも嘘であるような。けど、彼が会おうよというのなら、その時は清子のようにおっとりと再会したいと考えている。そこは彼次第だけども。

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