ゆっくりとさよならをとなえる

いざ、生きめやも/さよならの学者に、なりたい

彼の夢を見た

彼の夢を見た。彼が中学生で、私もだいぶ若くなっていた。中学生の頃の彼に私は会いに行った。彼が散らかった机の上に座って、大胆な笑顔を私に向けた。机の上には、洋楽の歌を歌って踊る人形が置いてあった。彼はその人形についてちょっと話題にして、歌のタイトルと歌手名を言ったけど、私は思い出せない。知らない歌だった。

沢山会話をした。私は、今いる場所が過去だと知っていたので、彼にとって初対面の私が彼の名前を知っていて、彼のこれからを暗示して、せつなくなっていた。結局出会っても、私と別れる人。「あなたは私を知ることになるけれど、知らないようにもなる」彼が笑った。陽気だった。私たちはお互いの瞳の奥に、美しい自分自身を見出して、興味を持っているようだった。私は無論、彼に惹かれたし、彼も私(今より若い)に惹かれているようだった。一緒にどこかの学校の中を歩いた。人生の妙について、話し合ったのだったかな。彼が笑顔だけれど、私に何か言いたそうにしていた。私は言葉を待った。かれの歯は、まだ乳歯で生えそろっていなかった。私は二十歳くらい。

夢占いによると、彼が私に言いたいことがある、という暗示だった。連絡してみると喜ばれる、と。けど、もうそんな暗示は信じない。連絡しても、黙殺されて私が損なわれるだけだから。しかし、どういう意味だろうか?彼は仕事がうまくいっていなくて、つらくなっていて私に相談したいと思っているのだろうか。(それなら連絡がくるはずだよね。)占いなんて。

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