ゆっくりとさよならをとなえる

いざ、生きめやも/さよならの学者に、なりたい

出会い損ない、出来損ない、再会はない

こんなにも疲れていて、思い通りにいかなくて、報われない。へとへとに疲れて、人間以上の正体を求められるのに、それ以上になれない情けなさを味わう。ヘドロの味がする。

駅に向かってくる特急に飛び込むのに数秒かかるかくらいで、自室のベランダから飛び降りるのも数秒だろう。シャープペンシルの先を善良なる先輩の眼に突き刺すのすら、瞬時のことで、私次第だ。私は先輩が善なるものであると確信すればするほど、抗いがたい衝動と戦う。私次第、この言葉が理性の頼りなさの換言だ。

来るものと去るものがあり、別れがあり、しばしば再会はない。