読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ゆっくりとさよならをとなえる

いざ、生きめやも/さよならの学者に、なりたい

色々、考える。

f:id:sayfarewellslowly:20170509042604j:plain

この構造には大いなる物語が必要なのらしい。しかし、私は、彼が私の献身に対して石のように冷たい反応しか日常的に示してくれなかったこと(例えば、私は自分の部屋に彼を入れたのに、彼は大学名すら教え渋ったことなど)と 、一番わかりやすい例でいうと、誕生日にもクリスマスにも正月にもなにもお祝いや反応がなかったことなどの積み重ねによって、しだいに彼への不信感を募らせ、「大いなる物語」に陰りが出てくる。つまり、反対供給のなさによって、私は枯渇していく。

 

f:id:sayfarewellslowly:20170509043024j:plain

だからといって、彼は私が彼に依存できるほど社会的地歩が固まっていたわけでもなかった(なにせまだ大学生だったから)。私はしだいに、彼への恨みの気持ちを抱くようになる。自分が彼の前にいて万能感の幻滅を幾度となく味わい、自尊心を失くしたためだ。それを彼由来のことだと発見する。彼はもう私に、反対供給も庇護もできなくなっていた(彼はそれを私のせいにしていなくなったけどね)。ところが、彼が反省するときは必ず来るだろうと思う。その時私が彼の隣にいないだけの話で。女性が自分の誕生日をないがしろにされたことを許すはずがないから。もしそういう女性がいたら、それは本気の恋愛ではない。彼はアバンチュールに興味がないといいつつも、その構造の中でしか最善を尽くせない気の毒な青年だったと思う。つまり、本気で人を愛したことがないのだ。したがって、彼はおそらくだけれど、近い将来自分のやり方ではうまくいかないことを発見して少なからず後悔することになると思う。あと、お別れの後、人妻の元カノと肉体関係になったことによって示されているが、彼は過去の恋愛から何も学んでいない、と思う。若いからそれもいいだろう。

私が反省すべき点は、そんな彼に巻き込まれて感情的になってしまったこと。「もう別れる」と簡単に言いすぎたこと。おそらく、このことによって彼も私に対して万能感の幻滅を繰り返したのだろうと思う。お別れの理由を疲弊だと言っていたから、それで間違いないだろう。それともう一つ。自分を見失うくらいに献身と許容をしてしまったこと。けど、これは神が容赦してくれることだと思う。私が損するだけで。

もし今会って、もう一度やり直すことになっても、同じ繰り返しをするんだと思う。もう壊れてしまったから。私が運よく彼の傍にいられるのだとすれば、友人としてだろうと思う。復縁は、私もはっきり言って気力がないし、彼も同様だろう、だからありえない。