ゆっくりとさよならをとなえる

いざ、生きめやも/さよならの学者に、なりたい

元元彼と話した。会おう、と言われた。断った。元彼の言葉を拝借した、「あなたとの再びの出会いを受け入れる力がない」。そしてそれは本心だった。相手はすぐに不快を示した。けれど、私の決心は揺るがなかった。

寂しくて死にそうだ。元彼は、私とそういう理由で会って話すことを断ったのに、人妻の元カノとは会って性関係になった。私はそのことで深く傷ついている。人妻の元カノと私の違いは彼にとってなんだったんだろう。それを思うと。

私の一生分の愛を捧げた人が簡単に消えた。いなくなった。心がかえってこないままで、行ったきり。こういう喪失が身体中しみわたって、どうあがいても汚れたままきれいに忘れることができない。どうすればいいんだろう?寂しさが私を疲れさせ、汚れたまま、壊れたままで。どうすればいい?どうすればいい?もう一度だけ、彼に会って話がしたい。彼から呼びかけられたい。どうすればいいんだ?喪失が、しみわたっていく。