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ゆううつ日記

いざ、生きめやも/さよならの学者に、なりたい

懐かしさの根

なつかしさの根は抜けない気がした。だけど、木曜のsyrup16gは、なにもなくて誰もいない聖域みたいなところに響く音楽のように思えた。面白いな、とふと感じて、聴いていくと、未来の自分自身とつながった気持ちになった。その姿は見えないけれど、自分以外の何物でもないと思ったし、つながった、と思った。

彼はどうしているのかな。私の見詰める先に彼が実際に立っていなくても、私の中にはいつも彼がいて、彼が定点になっている。不思議だな、いやそうでもないか。人ひとりの存在の重みはそのくらいあって当然だよね。

忘れることは一生できないだろう。ただ思い出す瞬間がちょっとずつ消滅してくだけで、ふと思い出に強く捕まれるときがある。その時の鮮明さ。彼はもう私を顧みないというのに、私だけこんなにとらえられたままで、私はどこへ行くのだろうな。

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