ゆっくりとさよならをとなえる

いざ、生きめやも/さよならの学者に、なりたい

私はここで

私はここで、何を書けばいいんだろうな。もう彼にお別れされて、やっと諦めがついてきた頃だし、以前と比べたらまだ落ち着いてきている。別れは今思い出しても、この先思い出してもずっと苦しい悲しいことに変わりないけれども、それでも。

私は彼とどうしたいのだろう。彼とどうしたい、とは?どういう意味なんだ・・・・・・ふと口に出た言葉に自分で不思議に思う。もう彼はいないのに。彼は二度と会えない人だというのに。

彼は私のここでの言葉を知ることがないだろう。じゃあ、いったい何に向かって私は書いているのだろう・・・・・・、今まで、彼に向って書いていたのだろうか・・・・・・そんなつもりはなかったけれども、彼に今もう読まれもしないと思うと、文章の意義なんて。

彼と話したい。私を知ってもらいたい。彼を知りたい。馬鹿だ。私は。