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ゆううつ日記

いざ、生きめやも/さよならの学者に、なりたい

【日記】2016年10月26日、晴れのち雨

聴けない、読めない、書けない、という状況がもっともさびしいんだ。私は今日一日、どうしていたんだろう?生きていたのか、死んでいなかっただけなのか。彼への愛情が夢から醒めたように冷たく硬直していくのがさびしくて、人間の軽薄のようで、そんな自分を認めたくない。

何かをしようと思い立つ。だけど、結局懐手をしたままでなにもしない。私は生きていない、死んでいないだけだ。こんなにさびしくて。

セリフみたいな涙しか出ないのがばかばかしくて、もう泣くのもできなくなった。愛がしらけてしまった。悲しみも同じく。私はどこへ行けばいいんだろう?どこへ行ったっていい、けど、なにもかも半端で、それゆえに退屈に殺されていく。今すぐ私をハイにしてくださいよ。ベランダの花はしぼんでしまった。日はもう早くに暮れるようになった。切ない夕方が、こんなに長い夜が、過たず白い朝が。正気なのはいつかな。昼間かな。無気力な狂人。今の私。

彼へ手紙を書けたらいいな。そして、読んでくれたらいいんだけどな。いつか、書こう。・・・・・・馬鹿だな、まだそんなこと言って。

彼がいてくれたことは忘れたくない。忘れないつもり。お別れされて、不在になった今だからこそ、埋められない彼の不在という隙間に立ち返るたび、私は本当に彼を愛し始めたんだ。その想いはとりとめがなくて、へたくそで、大げさでなく割とまじめにいうんだけど、一生抱えていくべき埋められない隙間なんだろう。けど、そこへ立ち返るたびに私は本気で彼を愛し始めているんだなと思い始めた。

いつか、さよならをやり直せたらいいんだけど、きっと彼はもう振り返らないんだろうな。