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ゆううつ日記

いざ、生きめやも/さよならの学者に、なりたい

今頃彼は

別れについて歩きながら考えても、目新しいものごとは出てこなくて、ただ悔しい・悲しいという気持ちが強くなる。彼なら、今頃全然違った何かがはっきり見えているのかもしれない。私はもう理性も知性も失ってしまって(あるいは致命的に変形してしまって)、つり合いのとれた人生や世界から放逐されてしまった。狂ったものは二度ともとには戻らない。後ろ向きには物事は進まないから。狂ったなら、狂ったまま前に行くしかない。

なんて残酷で悲しいのだろう。今頃彼は、どう暮らしているのだろう。私に皮肉で冷淡な表情を浮かべる、想像の中の彼。

シックな人間になりたい。彼の望むような、シックな人間に。でも、私にはできなかった。疲れた。死んだら、それは成就されるのかな。

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火を潜り抜けて

昨日の夕方、本を一冊読み終えて、新しい本を買いに出かけたら、空に飛行機雲が定規で線を引いたように真っ直ぐ伸びていた。白く続くけっこうな長さのその先を見ると小さな飛行機があった。私は急に空へのあこがれを思い出して、あの飛行機に乗っているはずであろう誰かがうらやましくなった。いつか私もそこにいるといいな。けど、もういい歳しているのに、そのいつかはいつくるんだろう。うんと大金持ちになって、なにもかも手遅れになる前に、飛行機雲で自由に空に白い線を真っ直ぐに引く。

思い浮かんで書かずにおいた言葉って、どこへ行くんだろう?「ではなぜその金を銀行に預けなかった?土に埋めずに預けていればその利子を受け取れていたはずを」という聖書の言葉を思い出す。私の書かずに置いた言葉や言わずにおいた言葉たちは、土に埋まって、掘り返されるのを待っている化石燃料のようなものになるんだろうか?

どんなにわだかまっても火を潜り抜けて、生まれ変わるといいな。そのまま別れてもう二度と会えぬ人や場所も、火を潜り抜けて、また私の前に違った形でおんなじ風に現れる。深い沈鬱も悲哀もそうして助かる。そのはず。

今朝は目がさめた瞬間から、すぐに「もう二度と彼には会えないだろう」と直感し、それをとても耐えがたいことだと思い、不安と恐怖に身がすくんだ。今までの私だって、それは承知していたはずなのに、なぜまた今日に限って?会えるだろうと思ってその太陽を知らずに愛していたのだろうか?そして、陽が欠けてしまったら、彼の思い出や面影すべてが再生不能の氷の塊になった気持ちがした。

お別れされてからの毎日は火のような葛藤の日々だった。それらを潜り抜けて、強くなった私と彼が、また出会えたら、もう何もいらない。おおげさでなく、掛値なしに。また会えたらいいな。忘れたころに、違った服を着た同じ彼に会いたい。

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明るいほうへ

昨日夜じゅう眠れず徹夜と言えるかもしれない。眠ったような、眠らなかったような気がするけれど、いずれにしろ今朝はとても気分がいい。洗濯物をして、食器を洗い、ゴミ捨てをして、箪笥の引き出しの整理整頓をし、両手の爪にマニキュアを塗った。髪の毛も潤っている。今日は暖かい日らしい。

とっても気分がいい。カフェインをやめたせいかもしれない。洋服も着たし、化粧も済ませた。なにかはじまるような、なにかがはじけるような前兆に胸が躍る。

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まぶしい人

なんでも「だめでもともと」と思っていれば、たいていのことへ勇気を出してもよいようなおおらかな気持ちになれる。
あなたは優しいですね、と言われても私はそれを受け入れたりしない。優しいと言って他者を評価したら、自分の持つ自我本位という気持ちを抑圧されるようで、もってまわった牽制のようだ。だから、あなたは優しいですね、という誉め言葉は政治的なのである。
ミスドロイヤルミルクティーはおかわり自由でこんなにも美味しい。価格もおいしい。これは、快楽ノートにメモしておこうと思う。
音楽――特に洋楽について考えるとまぶしい彼の姿が私にちらつく。I'm not by you とふと英語をつぶやくとさびしくなった。いつまでもいつまでも私にまぶしい彼。
もう二度と会ってくれない?話もできない?それとも今はまだ様子をみているのだろうか。なぜ突然いなくなろうと決意したのか、私はそんな彼について一生混乱したままなんだと思う。
神様、もう一度私にチャンスを下さい。次こそはもっと幸福になりたいから。

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幻影

彼の夢を見た気がする。彼の幻に抱かれていた。すべすべした肌の広い背中や、大きな体の重さが体感できた。彼の肌色は、まぶしく私の目を射貫いた。

彼が私の手紙を読んでくれたかどうかが気になっている。メールを送ってみようかとも考えた。返事なんてないに決まってるのに。楽観的に、「今ならきっと返事をくれるだろう」なんて考えてしまう。馬鹿なことだ。

もう一度彼と話したい。今の自分の気持ちを知ってほしい。彼のことも知りたい。

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今、もし

今なら、素直になれるんだろう。お互い時間も経ったし。けど、そのあとで、私はまたつらくなるんだと思う。自制をきかせられず、彼に電話をかけまくって、彼をひきとめてしまうんだろう。それを抑える自信がまったくない。

また手紙を送るかもしれない。馬鹿だな、私。こんなにも彼にとらわれたままで。彼なしではだめなんだ。

もっと仲良くなりたかった。私が彼なのか、彼が私なのかわからなくなるくらいに。夢の途中で目が覚めたような気分。もう少しだけ時間がいる(ような気がする)。復縁したいかときかれて、どう答えても自分の素直な答えでないようで自信がない。わからない。そのことをふたりで話し合えたらいいなとは思う。しかし、彼はふたりで話し合う意味も理由もないと考えているんだろう。ふった人間はそうなんだと思う。私が話し合いたいと希望するのはたぶん彼に損なわれた自尊心を回復したいという気持ちとも関係しているように思う。復縁するかどうかが自尊心にかかわっているのではなく、話し合ってその時のふるまいや話す内容の方に私の大事がかかっている気がする。なぜだろう。こんなにもってまわった言い方してても、結局私は復縁を望んでいるのだろうか。自分の気持ちに自信がない。

先日、占いに行って思ったんだけど、彼から私に連絡がくるというのはない、おそらく。けど、私も自分の気持ちを押し付けて彼に連絡をとっていいかと悩むから、どうすればいいのか。同じ繰り返しをするのなら、むしろ彼との恋愛はあきらめたい(あきらめられるのならば)。けど、かわらないふたりが変えていくことを話し合って変わっていくのなら、それを一緒に見守っていきたい。復縁するかどうかはそこに審級があるんだ。永遠や運命を、お互いあんなに感じていたのにどうしてこんなことになったのかな。このことは一生私を混乱させるだろう。彼はもうそのことについて何も矛盾や葛藤をおぼえてないのだと思うと、なぜ私だけが、とくやしくなる。

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リンク

台所から田舎の匂いがする。久しぶりに料理を作ったからだ。孤独な土曜日の晴れた朝に、私を否応なしに人恋しい気分にさせる匂いだ。

ノンカフェインのコーヒーは想像よりおいしくて飲んでいて気分がいい。一番好きなのは、ミントティーとルイボスティールイボスティーは彼も好きだったな。

レモンの入った炭酸水、食事の時のミルク、水玉模様、京都、雨の日、硬めに炊いた白米、トーストサンド・・・・・・彼の好きなものを憶えている。

彼に電話をかけてしまいそうになる。電話を失くして、番号とメールアドレスが変わった機会にもう彼を忘れていけたらいいと思ったけど、無理だ。そんな自分が信用できない。電話を衝動的にかけてしまったらどうしよう。今はまだタイミングじゃない。彼はもうとっくに私を顧みないのだろう。どう思っているのだろう。あの手紙は読みましたか?ここじゃないどこかへ行きたい。

なにもかも彼との思い出にリンクする。それはどういう意味を持つんだろうか。

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挫折を繰り返してもなお

冷淡で卑怯な言動でお別れされたにもかかわらず、私はいまだに彼への愛を証明する日々にとらわれている。その日々失くして私はありえない、と思っている。届かないのに、私は彼への愛を証明していこうと決意している。そしてその決意から決して逃れられない。彼はいないというのに。

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彼は

彼はもう私を顧みないんだな。私を気にしてすらいないし、思い出すこともないんだ。わかっていたけども、そういう現実を目の当たりにするといつも傷つく。何度傷つけば私は自尊心を回復して前を向いて行けるんだろう?一生立ち直れないのかもしれない。彼以外、私を立ち直らせることはできないのかもしれない。そう思うと、恐ろしい。私のもとにもう二度とやってこないのに、その人だけしか立ち直る私の鍵をもっていないのだと思うと・・・・・・。

ただ振り向いてほしいだけなんだ。もう充分反省したから。今の私を、彼が見てくれるといいのにな。

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